私の毎朝の習慣:白湯を飲むこと
私は白湯を飲んでいます。
白湯はアーユルヴェーダでは基本の「き」です。
毎朝、朝活の一環として、洗顔後にお湯をカップに一杯飲んでいます。
これによって体が温まり、便秘にも良い効果があると言われていますが、他にも気づくことがありました。
朝の舌磨きと白湯のデトックス効果
アーユルヴェーダでは、朝に舌磨きをすることを推奨されています。
多くの方がタングスクレーパーなどで舌苔を取り除くと思いますが、実は舌苔は体内の老廃物が巡ってくることで再び現れることがあります。
しかし、白湯を飲むと舌苔が自然に綺麗になり、白湯のデトックス効果を実感する場面です。
白湯を続けて感じたこと
白湯を続けて感じたのは、私たちの日常生活では「水」だけを飲むことや、「お湯」だけを飲むことが意識しないと難しいという点です。
ウォーターサーバーを自宅に設置されている方は、お湯を手軽に飲む機会が多いかもしれません。
しかし、多くの場合、湯を沸かして飲むのはコーヒーや紅茶のためではないでしょうか。
真っさらな白湯の重要な役割
アーユルヴェーダでは、「白湯をそのまま飲みなさい」と言われます。
真っさらなお湯には、体温を上げるだけでなく、体に優しいという重要な役割があります。
先ほど触れたコーヒーや紅茶にはカフェインが含まれています。
カフェインは体に刺激を与える成分であるため、何の邪魔もなく水分を素直に補給できる白湯は、体温を下げることもない理想的な飲み物と言えるのです。
カフェインレスのハーブティーも良い選択肢ですが、それでも消化や成分の分解という作業が体に必要です。その点で負担が少ないのはやはり白湯だと感じます。
昔と現代で見る白湯の利点

昔は水に多くの不純物が含まれていたため、一度沸かして不純物を減らすことで体に優しい水を取り込む必要がありました。
現代では浄水技術が進化し、水道水でも安全で清潔な飲み水が手に入ります。
それでもなお、白湯を飲むことで体に良い影響を与える理由は何なのでしょうか?
科学的にすべてが解明されているわけではありませんが、いくつかの可能性が考えられます。
温度が持つ特別な働き
白湯はちょうど飲みやすい温度に冷ましたお湯です。
この適温が、消化器官に無理なく吸収されやすい水分となり、胃腸を優しく温めます。
また、冷たい水と比べて白湯は代謝を促進し、体全体の循環を整えるとされています。
その結果、免疫システムの働きを助けたり、冷え性やむくみといった慢性的な不調を緩和する可能性があります。
「火」のエネルギーがもたらす効果
アーユルヴェーダでは、白湯は「火のエネルギー」を象徴するものとされています。
この火のエネルギーが体の消化力(アグニ)を高め、栄養の吸収や老廃物の排出を助けると言われています。
特に、温かい液体が内臓に直接届くことで、エネルギーの流れがスムーズになるという考えもあります。
心身へのリセット効果
また、白湯をゆっくり飲む行為そのものが、心を落ち着ける「瞑想的な効果」をもたらします。
口の中がスッキリするように、精神に働く作用もあると感じています。
女優さんが朝一番に白湯を飲むというのも、心の美容になるからかもしれませんね。
白湯生活を始めてみませんか?
特別な準備も道具も必要ありません。
ただ、お湯を沸かし、少し冷まして飲むだけ。
白湯のシンプルさが愛おしく感じられることでしょう。
小さな一歩が、あなたの体と心に大きな変化をもたらしてくれるかもしれません。それでは、また次の記事でお会いしましょう。