かくれ貧血とアーユルヴェーダ
かくれ貧血は、貧血と診断されないため見逃されやすい症状ですが、疲れやすさやめまいなどの体調不良を引き起こします。
アーユルヴェーダのヴァータ体質の方にも多く見られ、フェリチン不足が一因となっていることがよくあります。
本記事では、フェリチン値の重要性とその改善方法についてアーユルヴェーダの目線からも解説します。
ヴァータ体質とかくれ貧血
カウンセリングでお話を伺っていますと、ヴァータの方でかくれ貧血の方が多い気がします。
ヴァータの「疲れやすい」という症状で、以下のような特徴が見られます。
- 夕方にひどくなる
- とにかく横になりたい
- 体力がない自覚がある
このような症状に加えて、フラフラとしたり、めまいのような貧血症状がある場合は、一度血液検査で「フェリチン」の値を確認してみてください👀
フェリチンと貧血の関係
ヴァータ体質の疲れやすさには、アーユルヴェーダ的なアプローチがたくさんありますが、まずは貧血・かくれ貧血の検査をして、自分の現状を知ることが大切です。
フェリチンは通常の健康診断では測定されないため、内科で希望する必要があります👩⚕️🏥
女性の正常値は「5~120ng/mL」とされていますが、この基準が低すぎるという指摘もあります。
フェリチン値の重要性
藤川 徳美先生の著書「うつ・パニックは『鉄』不足が原因だった」では、フェリチンの値が50を超えると薬をあまり必要としないケースが増えると述べられています。
男女ともに、フェリチン値が30を切っている方が80%いるとのことです。
自身のフェリチン値と改善への取り組み
私の場合、赤血球やヘモグロビンに問題はありませんが、フェリチン値は5.9ng/mLでした。
内科では問題視されませんでしたが、私は30以上を目指して改善を試みています。
サプリメントによるフェリチン補給
サプリメントのフェリチン(キレート鉄)は吸収が良いため、数値が上がりすぎる可能性もあります。
医師に相談しながら判断するのが良いでしょう。
私は胃腸への負担が少ないヘム鉄のサプリを服用しています。
実感した改善効果
飲みはじめて感じたこと:
- 冷えが和らいだ
- 体力がついた
- 疲れにくくなった
これには驚きました😮。
食事によるたんぱく質補給
豆の水煮や揚げ出し豆腐を食事に取り入れ、たんぱく質を摂ることを心がけました。
アーユルヴェーダでは、豆はヴァータ体質には避けるべき食材とされていますが、駆風作用のあるヒングと組み合わせて取り入れていきたいと考えています。
アーユルヴェーダと高たんぱく質摂取
アーユルヴェーダでも、女性の血にまつわるトラブルに豆が推奨されています。
肉や魚、卵、チーズもたんぱく質源として優れ、卵は鉄分も豊富です。
1日に取りたい肉や魚の量は、片手のひらに乗る量×4です。
けっこう多いですよね!
肉と魚だけでは偏りも気になるところですので、豆類や卵にチーズも加えながら、積極的に食べることが目標です。
高たんぱく質を目指すと、炭水化物や糖質の欲求が減り、結果としてダイエットにもつながります😆
今後の展望
数か月後に再びフェリチン値や他の血液検査をチェックする予定です。
サプリメントで補給しつつ、食事改善を続け、最終的にはサプリ不要を目指します。
造血活動はまだこれからです。